5年生存率

去年の暮れの人間ドックをきっかけにガンとわかり、手術を受けたのが今年の2月。早いもので、まもなく半年になろうというところまできました。いまのところ転移や再発はなく、健やかな日々を過ごしています。 というか、手術する前から体調がすぐれなかった…

いとこたち

いとこが全部で何人いるか、今朝数えたら20人ほどだった。法事のときぐらいしか会えないひと、そういうときでさえ会わないひと。こどものころの顔しか憶えてないひともいて、そうなるともう他人だ。 小3ぐらいのとき、お盆に母方のいとこが祖母んちに勢ぞろ…

築地で珈琲

昨日大変なことになってたみたいですけど、築地市場。おととい、行ってきたんですよ。あの燃えてたあたりも、通ってきた……。 馬喰町の駅前の宿に泊まったので、歩いていきました。日本橋の朝のオフィス街を、出勤するサラリーマンたちに混じって歩き。ジーン…

花火の音

ものごころつく前、自分は両親に連れられて土浦の花火へ行ったらしい。着いたころは、母親の背中で熟睡していたらしい。そこへ、花火の大音響が轟いてきたわけだ。 びっくりして目を覚ました自分は、大泣きした。よほど驚いたんだろう、両親がどんなにあやし…

天気

私、最近知ったのですが。気象庁は、毎年9月1日にその年の梅雨入りと梅雨明けの日を修正しているのだそう。間違いなく今年は、その対象になるでしょうが。 前にも書いたように私は、季節の変わり目なんて特定できないと思っているので。気象庁さんを責める…

AIによる自動運転に関するちょっと怖い話

ちょっと前にラジオで聞いた、AIによる自動運転のちょっと恐い話。 AIといえど、プログラミングするのは人間。次のようなときAIがどう判断すべきかも、前もってプログラミングしておかなければならない。 同乗者と共に走行中、前方に障害物。止まろうにも、…

撞舞

【関東甲信越小さな旅】龍ケ崎市へ、撞舞(つくまい)を見に行ってきました。舞男(まいおとこ)と呼ばれる人(現在は二人)が、高さ14メートルの柱の上で曲芸師のような演技を披露する伝統行事。後継者不足などによる中断はあったものの、江戸時代から続い…

ひまわり

ひと気のない田舎道を車で走ってて午後の日射しの中に昔ながらの背高のっぽなひまわりを見つけると テンション上がるね(イトウヤスジロー夏の詩集より その3)

ファースト睡眠、セカンド睡眠

本当は良くないんだろうけど、晩飯後すぐ眠くなる。下手したら8時台、そのまま横になり眠ってしまう。さっきまで飯を食ってた、茶の間の自分の席で。 他の時季なら寒くてすぐ目覚めるが、今はそのまま本格的に就寝。家族が起こしてくれてるのは分かるが、起…

君の晋三を食べたい

ほとんどテレビを見ないので有名な、イトウヤスジローであるが。昨晩の夕めし時、家人がニュースをかけていたので見るともなく。すると、アベシンゾーというおっさんがしゃべってるではないか。 たしかおとといの閉会中審査は、外遊中ってことでバックれたん…

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

きのう観た映画は、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」タイトルぐらいしか知らず、予備知識なしだったが。それでよく観に行ったなと思われかもしれないけど、「午前10時の映画祭」を信頼しているので。 タイトルバックにアル・パチーノと出た瞬間に(主演…

火蟻について私が知ったこと

いま世間を騒がせている火蟻についてですが、先日のラジオで耳寄りな話を聞いたのでお裾分け。国立防疫研究所(運転中に聞いたのでメモ取ってません。名前、間違ってるかも?)の研究員さんの話、以下要点抜粋。 ⚪︎火蟻はやがて浸入してくるだろうことは、あ…

夏が一番最初にやってくる場所

夏が一番最初にやってくる場所って、どこだか知ってるかい?それは、玉蜀黍畠の奥なんだぞ夜中のうちにやってきて、朝にはもう完全に居座っているんだぞ(イトウヤスジロー夏の詩集より)

TAP THE LASTSHOW

昨日のヤスジロー夕方、映画「TAP THE LAST SHOW」を観に行く。監督と主演の水谷豊が番宣で出たラジオを聴いたときから、自分が観るべき映画と感じていた。 水谷豊といえば、今や「相棒」の人。その「相棒」には、馴染めないものを感じていたので。今回の「T…

バブルのころ その3

近ごろ琴線に触れた言葉は「大事なことは朝決めろ」です。眠いときにあれこれ悩んでも、良き解決策が見つかるはずもなく。「朝の脳は綿、午後の脳は石、夜は鉄」という、外国のことわざもあるらしい。 昔、広告業界の事務所に出入りしていたことがあって。個…

ポイントカードが世にはびこり出したころはレジで勧められるままに作ってて、いつの間にか財布がパンパン。どこのカードを持っててどこのを持ってないか分かんなくなって、重複して作っちゃったり持ってるのに提示しないじゃったり。あるとき煩わしくなって…

バブルのころ その2

若い皆さまは、ご存知ないかもしれないが。かつて「ふるさと創生資金」という政策を、国が行なったことがあって。平たく言えば「全国の市町村に1億円ずつ配るから、何でも好きなことに遣えば?」というものだった。 バブル末期の頃、日本中がちょっとイカれ…

バブルのころ

バブルのころ住んでいた家の向かい側が空き地で、地主と思われる不動産関係の紳士がしょっ中来てた。顧客らしき人と待ち合わせ、黒塗りのシーマで現れる。助手席にいつも、派手な身なりのお姐さまが坐しておられて。 紳士の方が客に土地についての説明をして…

さいはて

マンモスが絶滅したのは、人類が食い尽くしたからだという(諸説あります)。人類の移動とは、マンモスを追いかける旅だった(諸説あります)。アフリカで誕生した我々の祖先は、ほどなくしてその地のマンモスを食い尽くし。(諸説あります)。 マンモス、よ…

水原弘

水原弘という人は、かつての大スターだが。あの時代の大物芸能人によくあるパターンで、破天荒な生き方をしたという。取り巻きを引き連れては、日々遊びまくっていた。 結果、身体を壊し。人気も仕事もなくなってきて、それでも生き方を変えられない。当然、…

映画みたいな話

同級生のN、就職して自宅からちょっと離れた地にある社員寮で暮らし始めた。近くに、ちょっと遠縁に当たる親戚の家があった。両親から聞いていた彼は、 ある週末に訪ねてみた。 老夫婦だけで、ひっそり暮らす家だった。彼らはNの気性を気に入り、Nもまた…

ガンド猫、オガンヂメ、デゴ様

幼少のころ、暗くなるまで外で遊んでいたりすると。大人たちから、脅された。「ガンド猫(ネゴ)ニ、咥エデガレッチャード」 標準語に訳すと「ガンド猫に咥えられて連れ去られてしまうよ」といったところだが、ガンド猫に相当する標準語が見つからない。当時…

髪もひげも伸びて乱れて

むかし、永六輔のラジオで聞いた話。ナターシャセブンのバンジョーのひとが歩いて帰宅する途中(京都在住)、町中でアメリカ白人のヒッピーと知り合った。そして野宿しようとする彼を無理やり家に連れ帰り、泊めてやった。 翌朝、めしを食っているとき。旅人…

畜産農家の前

子供の頃の、遠い遠い遠い夏の日。いとこと歩いて遊びに行く途中、ある酪農農家の前を通ったら。牛舎から脱走してきた牛が一頭、こちらに角を向けて迫ってきた。 我々は一目散に、図ったわけではないが(そんな余裕すらなかったけど)それぞれ別々の方角に走…

畜産農家の前

子供の頃の、遠い遠い遠い夏の日。 いとこと歩いて遊びに行く途中、ある畜産農家の前を通ったら。 牛舎から脱走してきた牛が一頭、こちらに角を向けて迫ってきた。 我々は一目散に、図ったわけではないが(そんな余裕すらなかったけど)それぞれ別々の方角に…

知らない方がいい事実

知らなかったころには全く気にならなかったのに、なまじ知ってしまったばかりに気になって仕方ないこと。 たとえば、イヤホンに右左があるということ。 知らなかったころは、どっちがどっちでも全然気にならなかったが。 知らなきゃ知らないで違和感もなく使…

少しだけ滲んだアドレス

ラジオで「あの日にかえりたい/ユーミン」が、かかった。実は歌詞に前から気になっていたところがあり、それを頭に置きながら聴いたのだが。今回も、疑問は解決しなかった。 なので今回はそのことについて書き、皆々さまの解釈を求めたい次第。全歌詞の内容…

眠り

うとうと寝落ちしそうな時、よく見る夢。車を運転していて、いきなりブレーキが効かなくなる夢。しかも、山下りで急カーブの連続。 ハンドル操作で何とか乗り切るうち、目が覚める。車を運転するようになってから、見始めた。40年近く見ている計算になるが、…

絵が見える

「セットの案がすぐ決まる曲は必ず売れた」と、秋元康氏がラジオで言っていた。氏は、「ザ・ベストテン」の構成をやっていたのだが。どういうセットでいくかの、作家や美術も含めた全スタッフによる打ち合わせ会議があり。 そこで、方針がすぐ決まる曲。そう…

レコードを買うということ

貸しレコード屋というものが世に現れたのは、二十歳ぐらいのころだった。 世に現れたといっても、自分が住んでいた田舎には殆どまだ出店されていない。 レコードは買うものという意識のまま、我々は大人になった(たぶん最後の世代)。 自分の意志で、自分の…