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絵が見える

「セットの案がすぐ決まる曲は必ず売れた」
と、秋元康氏がラジオで言っていた。
氏は、「ザ・ベストテン」の構成をやっていたのだが。
どういうセットでいくかの、作家や美術も含めた全スタッフによる打ち合わせ会議があり。

そこで、方針がすぐ決まる曲。
そういう曲はヒットするというジンクスがあったそう。
「一度聞いてすぐ絵の浮かぶ曲は強いということだろう」とのことだった。

これ、納得。
いい曲は、映画みたいに場面が浮かぶ。
かつて作詞家の喜多條忠氏も「売れる曲の条件は『色』と『音』と『温度』が伝わることだ」と語っていたが。

氏の代表作「神田川」でいえば『赤い手ぬぐい』『小さな石鹸カタカタ鳴った』『冷たいねって言ったのよ』が、それぞれ色と音と温度を表す。
これも、「聞いてすぐ絵が浮かぶ」ということに繋がるだろう。
すぐ絵が浮かぶと相手に伝わり易いし、記憶に残る。

曲に限らず、文章でも話でも。
そういう表現が出来る人になりたい、言葉の感覚を磨きたい。
常々、自らに言い聞かせている次第である。