ポイントカードが世にはびこり出したころはレジで勧められるままに作ってて、いつの間にか財布がパンパン。
どこのカードを持っててどこのを持ってないか分かんなくなって、重複して作っちゃったり持ってるのに提示しないじゃったり。
あるとき煩わしくなって、全部捨てた。

それとは別に「損をするという生き方」って本を斜め読みしたことがあり。
『人間の欲望は限りないから、得しよう得しようと思ったら決して満足することはない。二つの道があったら損する方を選び、やったー!損した〜って喜べる生き方なら常に願いが叶うことになる。損するって、何て自由‼︎』という内容に、心を鷲掴みされた。
ポイントカード止めた自分の選択も、まんざら間違いじゃなかったなと。

さてそんな自分は昨日映画を見に行きまして、チケットを買った際にポイントカードを勧められたわけです。
即座に断わったのですが、窓口氏は持ってると得しますよとメリットを並べたてる。
一応聞いてるふりをして、結局は作らない。

そんなときに、「そうですか、そんなに得するんですか。じゃ作りません。損するように生きるのが座右の銘なんです」って言いたいところだが。
そんなこと言っても、相手は「⁇?」だろうから。
笑顔で「やっぱりいいです」としか、言わなかった。