Ah〜!

ロックっていうのは、Ah〜!って叫ぶことなんだよ。
J.レノンが「ツイスト・アンド・シャウト」でAh〜!って叫んだときから、そう決まったんだ。
ロックとはAh〜!と叫ぶことだって、世界中の人に知らしめたんだ。

ロックバンドで歌うってことは、Ah〜!って叫ぶことなんだ。
Ah〜!って叫ぶために、人はバンドを結成するんだ。
それが、ロックの基本だったのさ。

けれど、Ah〜!って叫ばないロックってのも現れてきて。
お利口なやつとか、年とってお利口になったやつとか。
Ah〜!って叫ばないくせに、自分らもロックだって主張する。

だからAh〜!派は、たとえどんなことが起こったとしても貫かなければならないのだ。
ちょっとぐらい歌が「お上手」だからといって、うまいっぷりして歌う奴らに負けるわけにはいかないのだ。
変にこぶしを効かせたり声色を変えたりして歌ってるような奴らに、負けるわけには絶対いかないのだ。