万博と光線銃SP

子どものころから物欲は強い方じゃなかったけど、(大阪)万博と光線銃SPには憧れた。万博行きたかったなぁ。光線銃SPほしかったなぁ。

大阪遠かったから、万博行けたの、学年で一人だった。学年で、だよ。クラスで、じゃないよ。まだまだ、日本は貧しかったのだ。学年で一人だけ行ったのは、ガソリンスタンドの息子だった。車が普及し始めて景気上り調子だったんだろうな、ガソリンスタンド。しかも、新幹線で行ったんだよ。憧れのセット、新幹線で万博。

光線銃SPは、通学路の途中の洋風の家の応接間にあった。クーラーが普及してなかったから、どこの家も、夏は窓全開にしてたんだ。道からも、家の中の様子が伺えた。

知ってる範囲で光線銃SP家はあそこだけだったが、大人になって付き合い始めた某氏の家にもあったと知った。金持ちだったらしいからな、某氏の家。

そしてうちの相方。なんと万博行ったらしい。すげーお嬢さまじゃん!ガソリンスタンド並みに景気よかったのか?焼き物屋。