2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ミーハーの血

嘘か誠か分からないが、昔ちらっと聞いて最近また思い出した話。相方のお父ちゃん、つまり義父が。若いころ役者を目指して、長谷川一夫の鞄持ちをしてたって説。 長谷川一夫っていえば、往年の大スターじゃないか。今ならさしずめ……、今はそこまでのスターは…

遺影の表と裏

今まで目撃した中で一番ドラマチックだった事件といえば、もう30年近く前の話だが。ある知り合いが亡くなって、その葬儀でのこと。火葬場で荼毘に付される前の、最期のお別れ。 窯の前に祭壇が設けられ、遺影が飾られるじゃんか。その前で、未亡人が泣き崩れ…

いつかわかってもらえるさ

子供の自殺が一番多い日は、9/1なんだってね。わかるよ、俺も暗黒の高校時代送ったから。8/31は、絶望の日だったよね。 でも、死ななかった。怖くて死ねなかったってのが本当だけど、それでよかったと思う。行きたくないんなら学校なんて行かなくていいから…

Ah〜!

ロックっていうのは、Ah〜!って叫ぶことなんだよ。J.レノンが「ツイスト・アンド・シャウト」でAh〜!って叫んだときから、そう決まったんだ。ロックとはAh〜!と叫ぶことだって、世界中の人に知らしめたんだ。 ロックバンドで歌うってことは、Ah〜!って叫…

君膵

2月に受けた手術、実はかなり大がかりなものでして。そんじょそこいらのチンケな病院じゃできねぇオペだよ、と主治医は言いました。もちろん、そんな言い方はしなかったけど。 肝臓で作られた消化液(胆汁)は胆嚢で濃縮され、胆管という管を通って十二指腸…

パンク事始 安全ピン篇

先だって、ある田舎町に住む少年がパンクロックに目覚めた顚末について書きました。が、髪型の話題にのみ終始しました。パンクロックといえば、髪型だけではありません。 安全ピン、それを忘れてはいけません。吉川弘文館発行の「大パンク史」によれば、「下…

ベルボトム

車を運転中の信号待ちで、自分よりちょい年上と思われるご婦人を見かけた。ベルボトムを履いて、犬の散歩をされていた。その人のベルボトムがすごくカッコよくて、またすごく似合ってて。 久々に、カッコいいベルボトム履きを見かけた。まるで、ジャニス・ジ…

いとこたち

いとこが全部で何人いるか、今朝数えたら20人ほどだった。法事のときぐらいしか会えないひと、そういうときでさえ会わないひと。こどものころの顔しか憶えてないひともいて、そうなるともう他人だ。 小3ぐらいのとき、お盆に母方のいとこが祖母んちに勢ぞろ…

パンク童子

高校のとき雑誌を読んでいたら、「ロンドンの若者の間で、パンクロックが大流行!」と書いてありました。「ストーンズもビートルズももう古い、これからはパンクロックの時代」パンクロック? 「彼らは皆、髪の毛を逆立てている」「着ているもののいたるとこ…

5年生存率

去年の暮れの人間ドックをきっかけにガンとわかり、手術を受けたのが今年の2月。早いもので、まもなく半年になろうというところまできました。いまのところ転移や再発はなく、健やかな日々を過ごしています。 というか、手術する前から体調がすぐれなかった…

いとこたち

いとこが全部で何人いるか、今朝数えたら20人ほどだった。法事のときぐらいしか会えないひと、そういうときでさえ会わないひと。こどものころの顔しか憶えてないひともいて、そうなるともう他人だ。 小3ぐらいのとき、お盆に母方のいとこが祖母んちに勢ぞろ…

築地で珈琲

昨日大変なことになってたみたいですけど、築地市場。おととい、行ってきたんですよ。あの燃えてたあたりも、通ってきた……。 馬喰町の駅前の宿に泊まったので、歩いていきました。日本橋の朝のオフィス街を、出勤するサラリーマンたちに混じって歩き。ジーン…

花火の音

ものごころつく前、自分は両親に連れられて土浦の花火へ行ったらしい。着いたころは、母親の背中で熟睡していたらしい。そこへ、花火の大音響が轟いてきたわけだ。 びっくりして目を覚ました自分は、大泣きした。よほど驚いたんだろう、両親がどんなにあやし…